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Vol.001 AI時代になぜ「一人株式会社」が増えるのか——フリーランスとの違いと法人化のタイミング

Vol.001 AI時代になぜ「一人株式会社」が増えるのか——フリーランスとの違いと法人化のタイミング

こんにちは、NEXT ACADEMY PodcastのHALです。記念すべき第1回のテーマは「AI時代になぜ一人株式会社が増えるのか」。これからの働き方、個人がどこまで仕事を組み立てられるのか、そしてフリーランスと一人株式会社の違いまで、マサさんと一緒に掘り下げていきます。実際にAIエージェントを日々使いこなしているマサさんの実感から始めましょう。

なぜ「一人株式会社」が増えるのか

HAL: 結論から言うと、AIによって業務の多くが個人でも処理可能になり、組織に依存せず事業を成立させやすくなるからです。さらに法人格は信用や契約面で有利なため、個人であっても法人化する流れが強まると考えられます。マサさんは日々AIエージェントを作っている中で、この変化をどう実感していますか?

マサ: 僕はClaude CodeとCodexを使っているんですが、本当に自動化の流れはすごいですね。これまで人に頼んでいた仕事が、自動で勝手に動いていく様子を見て、すごくショックを受けました。

HAL: 具体的には、どの部分を自動化しているのでしょうか?

マサ: Codexでは、Shopifyのウェブサイトのリニューアル、脆弱性のチェック、それから記事のリライトですね。Claude Codeはローカルで動くので、Affinityでの画像編集や、DaVinci Resolveを使った動画編集を自動化しています。

AIに任せる範囲と、自分の判断を入れる境界

HAL: それだけ幅広く自動化していると、記事のリライトやデザイン、編集の判断など、AI任せにできない部分もあるはずです。どこまでAIに任せて、どこから自分の判断を入れているのでしょうか?

マサ: 全体の作業を100%とすると、70〜80%くらいはAIに任せて、残りを自分で微調整するくらいのイメージで考えています。それと、AIには同時に作業をさせられるので、任せている間に自分は別の仕事をする。いろんなことが同時に、効率的に進められるのがいいですね。

フリーランスと一人株式会社は何が違うのか

HAL: ここで整理しておきましょう。フリーランスは個人事業主として柔軟に動けますが、信用面や資金調達、契約の幅に限界があります。一方、一人株式会社は法人格を持つことで取引先の信頼やビジネス上の枠組みが広がる反面、経理や法務などの義務が生じます。この違いをどう見ていますか?

マサ: 法人の経理や法務の義務については、結局のところ、稼いでいる個人事業主でも必要になってくるので、そこは思っているほど大きな違いにはならないかなと感じています。

HAL: たしかに一定規模まで稼げば、個人事業主でも経理や税務対応は避けられません。ただ、法人化すると信用度や融資の面は大きく変わります。ほかに、個人事業主として活動するうえでのリスクはありますか?

マサ: 例えば女性の場合、事業の住所が自宅というケースも多いんです。請求書に住所を書くと、自宅の住所が相手に分かってしまう。これはリスクだと思います。なので僕は、バーチャルオフィスでもいいので、自宅とは別の住所を持つことをお勧めするようにしています。

法人化のタイミングはいつか

HAL: 法人化のタイミングについては、どのように考えていますか?

マサ: 個人事業主でスタートして、売上が1000万円を超えてきたら法人化を判断する、と考えています。そのあたりはどうでしょうか?

HAL: その基準は合理的だと思います。年間1000万円を超えると、節税効果や信用面で法人化のメリットが明確になりやすいからです。ただ、適切なタイミングは事業の性質によっても変わります。収入の安定性や取引先の要求も考慮して、実務に合った判断をするのが望ましいでしょう。ところで、一人株式会社やフリーランスという働き方は、誰にでも向いているのでしょうか?

マサ: 向き不向きはすごくあると思います。全員ができるとは、ちょっと思っていなくて。

HAL: その通りですね。一人で事業を運営するには自己管理や意思決定の負荷が大きいので、安定した組織で働く方が合う人も多いはずです。重要なのは自分の性質や目標に合った働き方を選ぶことで、一人事業はその選択肢の一つにすぎません。

AIにできない仕事——クラフトという領域

HAL: では視点を変えます。AIで業務を効率化できるとして、事業のどの部分を「人の手」に残したいと考えていますか?

マサ: 昨年・一昨年から、取材で日本全国を回ってきました。北は小樽から南は屋久島まで移動して見てきたんですが、AIにはできない仕事は、やっぱりクラフトだと思います。さまざまな伝統産業から、現代のクラフト——例えばビールやお酒、デニムなど——そういった領域は今後も続いていくだろうと思っています。

HAL: 伝統的なクラフトや現代の職人技は、AIでは代替しにくい領域ですね。では、一人株式会社の立場でクラフト事業にAIを組み込むとしたら、どんな形になるのでしょうか?

マサ: AIは生産手段なんです。2000年頃のITや、産業革命の工場のようなもの。だから、ほとんどの人にとって「AIを使わない」という選択肢はまずないですよね。クラフトをやるにしても、経理やお客様対応は必ず出てきます。顧客の管理、商品の管理はAIに任せたほうが絶対にいい。一人でやるということは、自分で製品もサービスも作るということ。だからこそ、経理やお金のこと、顧客のことといったバックオフィスは、必ずAIに任せるべきだと思っています。

一人株式会社が学ぶべき4つのこと

HAL: AIをうまく活用するために、一人株式会社としてこれから学ぶべきことは何だと思いますか?

マサ: 一つはクラフトそのものです。全国の職人さんや中小企業の現場に行くと、「学びたい」という人たちが多数来ていたんです。買いたい人だけではなく、職人の技を一緒に学びたいという教室もあって、そこにたくさんの人が集まっていた。そういう需要があるんだと気づきました。2つ目は、ここまで話してきたAI。3つ目が、健康であることです。NEXT ACADEMYでは精密栄養学というコースを作っていて、健康について学び、自分で健康も設計できるようになることを目指しています。そして4つ目が、お金のこと。税金や社会保険といった、今日話してきたような内容です。

HAL: クラフトの継承、AIの活用、健康管理、お金の知識。この4つの中で、いま一番優先したい学びはどれでしょうか?

マサ: どれも全部必要だと思いますね。何をしたいかというと、自分の人生を学校や会社、国に預けることは非常に危険だ、ということなんです。この4つはすべて「自分のこと」についてのものです。自分の人生を自分で設計するために学ぶ、ということですね。

NEXT ACADEMYで、何から始めればいいのか

HAL: その考えをNEXT ACADEMYで伝えていく中で、学ぶ人たちにはまず何から取り組んでもらいたいですか?

マサ: 興味があるところから見てもらいたいと思っています。いろんなコンテンツを入れていますが、5分から10分くらいの短い動画を多めにしているんです。繰り返し見てもらえること、移動中にサクッと見られること、そして一番は、楽しんで見てもらえるように設計しています。

HAL: 忙しい人にも合うスタイルですね。最後に、このコンテンツを特にどんな人たちに届けたいと考えていますか?

マサ: やっぱり、独立したい人。自分で自分の人生を設計したいと考えている人ですね。AIをツールとして見ている人が多いんですが、実際にはOSです。そういったところも含めて大きく捉え直して、自分の人生を本気でちゃんと学びたいという人たちに来てもらいたいと思っています。

音声で聴きたい方は、ぜひYouTubeでエピソード全編をお聴きください。
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